草刈正雄

佐野道太郎
1952年9月5日、福岡県生まれ、65歳。1970年、資生堂が男性化粧品ブランドとして初めて発売した商品「MG5」の広告で、その類まれな美貌で衝撃的なデビューを飾る。世界的女優オリビア・ハッセーとの共演も話題を呼んだ南極ロケ慣行超大作『復活の日』(80)や、国際的レーサーをゴージャスに演じた『汚れた英雄』(82)など、次々と話題作に主演し時代の寵児となる。その後美貌ゆえの悩める時代を経て、2016年NHK大河ドラマ「真田丸」 の豪快な戦国武将役を射止める。戦国時代を生き延びるために手段を選ばない二枚舌の天才真田昌幸を、愛らしく、コミカルに演じ人気急上昇、再び国民的スターになる。現在も信州上田観光プレジデントとして地元では「殿」と呼ばれ、愛されている。主な映画出演作は『0093女王陛下の草刈正雄』(07)、『歌うヒットマン!』(11)、『体脂肪計タニタの社員食堂』(13)、『皇帝ペンギン ただいま』ナレーション(18)など。TVは、「美の壺」(2009~NHK)案内役、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(17、EX)にもヒールとして参戦、「68歳の新入社員」(18、CX)では高畑充希の40歳年上の部下を演じお茶の間の話題になる。来年のNHK連続テレビ小説「なつぞら」では頑固な酪農家柴田泰樹役で出演決定、多忙を極めている。

木村文乃

道太郎の娘:
佐野弓子
1987年10月19日、東京生まれ、30歳。映画『アダン』(04)オーディションでヒロインデビュー。翌年の『風のダドゥ』(06)では主役を務める。また主な出演映画に『ポテチ』(12)『ニシノユキヒコの恋と冒険』(14)、『くちびるに歌を』『イニシエーション・ラブ』『ピースオブケイク』(15)、『スキャナー記憶のカケラをよむ男』(16)、『RANMARU神の舌を持つ男』『追憶』『火花』(17)、『羊の木』『伊藤くんAtoE』(18)。また『ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー』(18)では声優に初挑戦し、『ザ・ファブル』(19公開予定)では殺し屋の相棒役など、多彩な役を演じ分ける今最も旬の女優である。

きたろう

体操会会長/便利屋:
神田義彦
1948年8月25日、千葉県生まれ、69歳。中央大学4年生の時に劇団俳優座小劇場(俳小)に入るが、半年で退団。同期生の大竹まこと、斉木しげる、風間杜夫と組んで劇団「表現劇場」を結成する。その後、大竹、斉木とともに79年コントグループ「シティボーイズ」を結成。近年では『南極料理人』(09)『天地明察』(12)『横道世之介』(13)『殿、利息でござる』(16)『チア☆ダン』(17)『忍びの国』(17)『モリのいる場所』(18)など数多くの映画に出演。存在感のあるバイプレイヤーとして様々な役をこなす。

渡辺大知

便利屋:馬場薫
1990年8月8日、兵庫県出身、28歳。09年田口トモロヲ監督『色即ぜねれいしょん』で俳優デビュー。第33回日本アカデミー新人俳優賞を受賞。その後、『大人ドロップ』(14) 『くちびるに歌を』(15)『ボクは坊さん。』(15)『LIVE! LOVE! SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』(16)『勝手にふるえてろ』(17)など出演作多数。TVドラマでも、連続テレビ小説「まれ」(15、NHK)「毒島ゆり子のせきらら日記」(16、TBS)「恋のツキ」(18、テレビ東京)などで好演。2015年 『モーターズ』では監督・脚本を務め、ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞受賞。バンド・黒猫チェルシーのボーカルとしても活躍し、多彩な才能を発揮している。今年は、本作とともに、『寝ても覚めても』(濱口竜介監督)『ここは退屈迎えに来て』(廣木隆一監督)『ギャングース』(入江悠監督)が公開を控える。

和久井映見

喫茶店店主:
藤澤のぞみ
1991年『就職戦線異状なし』(金子修介監督)『息子』(山田洋次監督)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、93年『虹の橋』(松山善三監督)で同賞最優秀主演女優賞を受賞。主演の連続ドラマに「夏子の酒」(94、CX)「妹よ」(94、CX)「ピュア」(96、CX)「バージンロード」(97、CX)「殴る女」(98、CX)「華岡青洲の妻」(05、NHK)「四十九日のレシピ」(11、NHK)。近年のドラマに「必殺仕事人シリーズ」(07~18、EX)連続テレビ小説「ちりとてちん」(07~08、NHK)大河ドラマ「平清盛」(12、NHK)「THE LAST COP ラストコップ」(15~16、NTV)連続テレビ小説「ひよっこ」(17、NHK)「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」(17、TX)など。舞台出演作に「ホロヴィッツとの対話」(13.三谷幸喜 作・演出)。9月公開となる劇場アニメ『君の膵臓がたべたい』でヒロインの母親役の声優も務める。